オンライン日本語教師としての初めの3ヶ月
私がオンライン日本語教師としてデビューしてから3ヶ月が経ちました。日本語教師って稼げないんじゃないの?オンライン日本語教師って競争率高いけど大丈夫だろうか?生徒は来るかな?、など不安はありつつ、とりあえず飛び込んで得た経験をシェアします。
私は、Preplyというオンライン学習のプラットフォームを使っています。なぜ、Preplyにしたかは↓の記事にまとめましたので、ぜひ読んでみてください。
最初の数週間は、このプラットフォームに登録し、プロフィールを作成するなどの準備作業に費やしました。自己紹介ビデオの撮影や自己紹介文の作成には時間がかかりましたが、作成に1.5週間、プロフィールや講師としての資格証明書の認証に2.5週間ほどかかり、登録しようと思ってからプラットフォームに公開するまで、合計1ヶ月ほどかかりました。
Preplyってなに?という方は、一度生徒として、自分の興味のある語学を学んでみるといいでしょう。Preplyのクーポンを使えば、初回レッスンで使える30%割引になります。利用してみてください🎶
授業開始後は、生徒とのコミュニケーションやレッスンの準備に集中しました。初めての生徒とのコミュニケーションは緊張しましたが、場数を踏むことで少しずつ慣れていきました。生徒のニーズや目標を理解し、それに合わせた教材やアクティビティを選ぶことが重要でした。
生徒は、まっさらの初心者が多い印象でした。ひらがな、カタカナの練習から始める生徒もいれば、「げんき」や「いろどり」を使って初級文法を学ぶ生徒もいました。オンラインでひらがな、カタカナを教える方法については、まだ正解が見つからず、模索中です。中級で、やさしい日本語が通じる生徒は、2人で、その生徒とは、会話をしたり、「上級への扉」のテキストを使ったりました。
給料に影響を与える要素
オンライン日本語教師としての給料は、いくつかの要素によって影響を受けます。
- 授業時間
- プラットフォーム内での順位
- 授業単価
- プラットフォームの手数料
まず、授業時間が重要な要素です。私の場合、日本時間の平日9時から17時というあまり需要のない時間のみしか働けなかったり、日本語学校への就活するため準備に時間を割いたり、3週間ほど旅行をしたり、なかなか授業数を稼げない条件だったため、少ないですが3ヶ月で合計40時間ほどの授業を担当しました。また、生徒は継続的に学習する人がほとんどです。途中3週間もいなくなる先生、いやですよね。。そう思って、初めの2週間ほどで新規の生徒の受付を停止し、生徒に3週間ほどいなくなることを伝えながら、続けてくれる生徒のレッスンに集中しました。あまりに高すぎる授業料にしなければ、需要の高い日本時間の早朝9時前までの時間や、夜18時以降、週末も授業可能にして、継続的にレッスンすれば、週20時間程度の授業は必ずできると思います。
授業時間に大きく関わる要素として、プラットフォーム内での順位もあります。Preplyのアルゴリズムにより、検索して出てくる順番が変動します。始めたばかりの人でプロフィールが充実していると、ボーナスとして上位になる可能性が高いです。また、多くの授業をしていたり、評価が高いと、上位になりやすいです。詳細は不明ですが、単価が高い人も上位に表示されやすくなることがあるようです。
次に、授業単価です。レッスン数やレビュー数など、実績が特に影響します。生徒はどれだけ教えたことがあるか、評判はいいか、ここで差別化できなければ、あとは値段での勝負になるので、実績のないうちは単価を低くするしかありません。また、レッスンの種類も授業単価に影響を与えます。一般的な会話や文法のレッスンは一般的に低い報酬ですが、試験対策やビジネス日本語のレッスンの方がより高い報酬を得ることができることがあります。自身の得意な分野や経験を活かして、より高い報酬を得ることができるかもしれません。新人として始める時は、低くせざるを得ません。Preplyの最低設定料金は1時間あたり9ドルから、とありましたが、あまりにも悲しいので、1時間あたり11ドルとしました。
最後にプラットフォームの手数料です。これは、プラットフォームによって異なります。生徒が支払うレッスン料は、そのまま教師が受け取れず、プラットフォームの手数料が差し引かれてから、その残りとなります。私が登録しているPreplyは、18〜33%と高めなので、かなりきついです。なお、合計レッスン数が50時間未満なので、手数料は33%から改善されたものの、まだ28%です。泣
私の3ヶ月の給料報告
私の3ヶ月の給料報告を共有します。私はオンライン日本語教師としての初めての3ヶ月で、授業時間は合計40時間ほど、1時間あたり11ドルで一般的な会話や文法のレッスンを担当しました。
私が登録したPreplyでは、初めの体験レッスンは無料という厳しい条件のため、体験レッスン10時間分は報酬がありません。。有償のレッスンは30時間ほどとなります。
プラットフォームの手数料では、合計レッスン時間が50時間未満の場合28-33%であり、残りの70%ほどが私の収入となりました。結果は3ヶ月で240ドルであり、副業としてはお小遣いの足しになるレベルでした。
給料を上げるためにはどうしたらいい?
給料を最大化するためには、いくつか重視すべき点があります。
まず、生徒の満足してもらうことが重要です。直接的には、生徒からの口コミを集めるといいでしょう。レッスンの質を向上させる努力を重ねつつ、生徒にさらりとレビュー書いてね、などとお願いできるといいですね。私はなんだか気恥ずかしいのと悪い評価されたらどうしようとこわくて、なかなか口コミをお願いできず、まだ2件しかありません。。今後頑張ってみようと思います。
レッスンの質の向上については、いろいろ検索すると有料教材へのリンクなどたくさん出てきますが、まずはYoutubeで十分だと思います。英語で日本語を教えるいいチャンネルがたくさんあります。逆に、日本語学習者はそういった動画などをみているので、それに代替されない、ライブでの会話ができたり、説明がわかりやすかったり、マンツーマンでしかできないことに価値が感じられるレッスンができることに集中できるといいですね。
あとは、プラットフォーム手数料をいかに下げるかが重要です。Preplyは、数をこなせば18%まで下がるので、ここはレッスンをたくさんするしかありません。15%と、Preplyより手数料の低いitalkiはちょくちょくみていますが、2023年3月以降、空きは見かけたことがありません。。最後は、自分で生徒を直接集めてみる、というのがもっとも手数料が低い方法なので、集客力やお金のやり取り含め、自分でできるようであれば、挑戦してもいいかもしれませんね。
まとめ
オンライン日本語教師としての道の競争率は高いです。2023年7月現在、Preplyで日本語を教える先生を検索すると、1060もいます。。どんどん増えていますね。
Preplyでは、トライアルレッスンは無料だったり、単価を下げないと生徒が集まりにくかったり、授業の準備にもそれなりに時間がかかったり、初めは稼ぎにくい、なかなか大変な道のりです。ただ、生徒の日本語が上達した!楽しいと思ってもらえた!などやりがいも感じられます。それから、経験を積めば、自分で給料水準を上げることができて、金銭的にも満足いく単価になることで、心穏やかに充実した生活を送ることも可能です。千里の道も一歩から、とはよくいったもので、踏み出してやり切る人にしか、その理想を手に入れることはできないので、頑張りましょう!
オンライン日本語教師としての道を歩む皆さんにとって、この記事が参考になり、充実した教師キャリアを築く一助となれば幸いです。
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